モノ扱い
モノ扱いとは、自分や人を「心ある存在」ではなく、「モノ(道具・手段)」のように扱ってしまうことです。
自分の本当の気持ちや人の気持ちを無視して「役に立つか」「自分の目的に合っているか」だけを見る状態です。
たとえば、
疲れている自分にもっと頑張れ!休むな!と命令する
ご飯をおごってくれる人としてしか見ない(昔で言うところのメッシー君・死語ですけど)
相手を自分の寂しさを埋めるためだけに利用する
などです。
モノ扱いはなぜ、おこるのか?
小さい頃、親や先生など周りの大人から
「泣かない」「我慢しなさい」「勉強しなさい」など、自分の感情を押さえて行動すると褒められたという経験、みなさんありませんか?
「遊びたいという気持ちを押し殺して勉強したら褒められる」
というような経験があまりにも続くと、
「感情を無視するほうがうまくいくんだ」
と思うようになります。
これは大人になっても、自分のパターンとなり、自分を無視する癖がつくようになっていきます。
「疲れた」「もう無理」「休みたい」
という感情を感じないようにして
「もっと頑張れ」
と、無理をする人も少なくありません。
私たちは自分に接するように相手に接するところがあります。
自分の感情を無視ししていると、相手も「感情がある存在」として見れなくなります。
そうして、相手のことも道具のように扱っていってしまいます。
モノ扱いのデメリット
自分や相手の心を大事にしないでただ「役に立つかどうか」だけで考えると、デッドゾーン、行き詰まって前に進めなくなってしまう状態に陥りかねません。
役に立つかどうかだけで判断された自分や相手はきっと、
「私のことをちゃんと見てくれない」
「信頼できない」
と、自分に思うのではないでしょうか。
こうなると、自分や人とも心が通じ合わなくなってしまいます。
人生うまくいかない・デッドゾーンの感覚を感じやすくなることも多いです。
自分とも、人とも心が通じ合わなければ、
「何をしても楽しくない」
と、感じることも多くなってしまいます。
人によっては、生きているのが辛い状態にまで追い込まれてしまう人もいます。
モノ扱いをやめるには
自分や人を「モノ扱い」をやめるには自分や人には「感情があるのだ」ということを思い出していくことがおすすめです。・自分の感情を大切にする
「なにを感じている?」
「本当はどうしたい?」
「いやなら断ってもいいんだよ」
そんなふうに、自分に「なにを感じているか?」感情を問いかけてあげてほしいなと思います。
・相手の感情を尊重する
相手がどんな感情を感じているか、興味を持つことが、モノ扱いをやめる第一歩です。
「あなたはどう思う?」と、相手の気持ちを聞いてみる。
相手をただの手段として見ず、ひとりの大切な人として尊重しようと意欲を持ってみませんか?
感謝
感謝は、自分も相手も「心がある存在」としてみられる、モノ扱いをやめる一番自然で、一番早い方法です。
相手に感謝する、自分に感謝する。
結果にだけではなく、相手の努力や自分の頑張りにも
「ありがとう」と伝える。
「モノ扱い」をやめると、私たちが人と、そして自分自身と本来したかった「モノではなく、人として心が通い合う幸せな関係」を築いて行けるのだと思います。
さて、カウンセリングでは、「感情」にフォーカスを当て、私たちが「モノではなく人なのだ」ということを思い出す大事な時間かもしれません。
涙も出るし、疲れたとも思う、傷ついたと感じる、誰かを大切だと思う、好き・愛していると思う。
そんなすべてを大事に愛する時間です。
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