カウンセリングサービス いしだちさです。
私の息子は発達障がいの診断を受けています。
発達の凹凸があります。
でも、私自身も凹凸があるなぁと、思って生きています。

凹は、人に愛してもらう部分
凸は、人を愛する部分

多かれ少なかれ、どんな人にもあるのかなぁとも、思います。
どれも、魅力であり、才能だと、私は思っています。

誰かと比べない、これが私

私はグレーテストショーマンという映画が大好きです。
なかでもTHIS IS MEという曲が好きすぎて
プロフィール撮影のBGMはTHIS IS MEの記事でも、書いたぐらいです。

THIS IS ME
「これが私」

これが私と、思うと、いろんなことを思うかもしれません。

ご自身のこと、ご家族のことを考える時、つい、私たちは
「自分自身や身内の苦手」と「誰かの得意」を、比べてしまいます。

お子さんのことであれば
「お子さんの苦手・不得意」と「他のお子さんの才能・得意」を、比べます。

そして、自分や身内であるこどものことをどこかで責めてしまうものです。
私も散々やってきました。今でもやってないとは言いません笑。
私自身、脳内の反省会はわりと頻繁に行われているといっても過言ではありません。

でも、なんで自分を責めるのでしょう。

きっと、今より成長したい。
成長して、人に与えたい。

役に立ちたいと、思っている大きな愛の私がいるからではないでしょうか。

ご自身やお子さんの至らないところがあったとしても
私たちはその環境、その状況でベストは尽くしているはずなんです。
振り返って、もうちょっとできたはずと、あとからはいくらでも思えます。

でも、その時はその時の選択肢のなかのベストを尽くしていたと、私は思っています。

もし、自分を責めているなぁと気付いたら
成長したい意欲を持っているご自身にもぜひ気づいてあげてほしいなと思います。



豚さん


居場所は選んであげていい


「比べない」ためにも、居場所は選んであげていいと私は思っています。
学校に通っているお子さんであったら、普通級などの「普通」という単語にもできたらあまりこだわりすぎないであげてほしいかなと私自身は、思っています。
もちろん、本当に特性はそれぞれ、数値や困り感もそれぞれだと思います。応じて、選んであげることで、親子で安心できるのかなと、私は思っています。
とはいえ、そのご家庭ご家庭に大事にされたいことがあると思いますので、ぜひ、それは尊重してあげてほしいと思っています。

私自身は、こどもに合った居場所が「安全」であることが私にとっても安心でした。
特性などをあまり否定されることなく、できるだけ理解してもらえる、受け入れてもらえる環境が少しでもあるといいのかなと思っています。

「お父さん、お母さん、支援級に入れてくれてありがとう」
と、言ってくれたお子さんもいると聞いています。

否定されることが多ということは、オープンで純粋な天真爛漫な心を大きく傷つけます。
二次障がいを防ぐためにも、今はいろいろな対策がなされています。

(二次障がいとは:生まれ持った特性は否定されることが少なくないかもしれません。
否定されるなどの精神ストレスからくる、二次的な鬱・不安などの疾患・障がいのことです)

そのために、前回の記事でも書きましたが、いろいろな公共機関などにもたくさん相談したり、頼ったりしてほしいなと思います。


大人であっても同じです。

苦手を克服することだけが人生ではないと、私は思っています。
得意なこと、才能を持って生まれてきていることと、思います。

「ここにあなたの居場所があるよ」
と、言ってもらえる場所や環境をいきなりではなくてもいいのです。
少しずつでも、ご自身に与えてあげてほしいなと思います。

輝く私たちのために「For we are glorious」


THIS IS MEの歌詞の真ん中に
輝く「私たち」のために
と、あります。

「これが私」と、思って生きることは、「私」が輝くのではなく、「私たちみんな」が輝けるんだよ、と、歌っています。

神戸メンタルサービスに来て
「幸せに生きるとは義務です」
と、最初に聞いたときは、権利じゃないんだ! と、思ってびっくりしました。

「あなたが幸せだと、みんながうれしいんです」
私はそんな世界を見てみたいと思いました。

これが私、これがお子さんなんだと、少しずつちょっとずつ、見てあげると、目の前の人はまるごとで目の前の人なんだなぁと、世界も少しずつ、優しくなっていくことと思います。

これが、輝く「私たち」のために ということなんだと私は思っています。

発達障がい児を育児中のママたちへ ① : 生きづらさ(恋愛・夫婦・親子)◆いしだちさ (blog.jp)